2000年の廃業から20年の時を経て復活した愛知県半田市の「敷嶋」。
９代目となる若き蔵元・伊東優さんが復活させた酒蔵は、また新たな時を刻み始めました。

愛知の食文化に合う骨格のしっかりとした味わいを持ちながら、最新鋭の設備と高い技術が現代的な酒質に仕上げています。

こちらは山形県産の酒造好適米・出羽燦々を全量用いた特別純米酒です。蔵元が山形県の鯉川酒造で修業をさせていただいたご縁でこのお米を使っています。
個性的で独特の風味を持った面白い味わい。柑橘系の爽やかさの中に木香を思わせるどことなくスモーキーな風合いを感じます。
複雑味のある味わいですので好みが分かれるかもしれませんが、後味のクリアなミネラル感を伴った切れ味の良さは秀逸です。

一夜干しや燻製などと合わせるとこのお酒の魅力は開花します。また開栓後の味わいの変化も楽しめる酒質ですので、ゆっくりとお楽しみいただければと存じます。