抜栓当初はアクエリアスのような清涼感がある香り。口に含むとてんさい糖のような優しい丸みを帯びた甘味と共に透き通った湖面のような透明感のある旨味が口の中を満たす。喉ごしはややアルコール感を感じるため若干熱く、ただその事実が敷嶋らしいミネラル感と共にすーっと草原の風のような、伸びていく後味を思わせる。最後には敷嶋特有のミネラル感と炭酸感が口をきれいに洗い流す。
抜栓2週間後：清涼感のある香りはやや身を潜めるが、甘い果実味を帯びた香りが代わりにたつ。口に含んだ時は甘味が主役。優しい甘味から繋がるのは抜栓当初はなかった味の立体感。元々が透明感のある主張が少ない旨味のため、生熟と言われるような奥行のある旨味がしっかり主張する。とろみのある吞み口ともに妖艶さを口中で演出する。まだ寝かせていないのでわからないが、おそらく抜栓1か月～2か月くらいまでは成長著しいのではと思われる。